ATLASスタンダード版では、当日のデータを元にした情報しか表示されませんでしたが、プレミアム版は、時系列データを用いたテクニカル分析情報を駆使することで、株価のトレンドを把握し、移動平均線の上抜け・下抜けのリスト表示やシグナル表示により、上昇しているのか下降しているのか安値圏にあるのか高値圏にあるのかを意識したトレードが可能になります。テクニカル分析によりデイトレードだけでなく、スイングトレードにも利用可能です。移動平均線の上抜け・下抜けをザラバ中にリアルタイムにリスト表示およびポップアップシグナル表示されるためデイトレードでは買いや売りにより適したタイミングを見つけやすくなります。
プレミアム版ではスタンダード版のすべての機能に加え、新たに以下の3つの機能が追加されています。
ATLASプレミアムでは、テクニカル分析は、移動平均(5日,10日)とMACD(12日−26日)とストキャスティクス(5日)による分析を全登録銘柄に対してリアルタイムに行っています。通常のテクニカル分析が終値の時系列データを基にしているのに対して、ATLASプレミアムではザラ場中の現在値も対象にしてリアルタイムに計算にしているため、現在値の変化に応じてテクニカル分析によるシグナルが発生します。
ATLASプレミアムのリストには、スタンダード版の項目に加えて10日移動平均乖離率と5日移動平均乖離率とSTC(ストキャスティクス)の項目が右側に表示されます(下図)。移動平均乖離率は、移動平均の値が現在値とどれだけ乖離しているかを%で表しています。これらの項目が色付けさて表示されるため上抜け・下抜けしたサインや高値圏にあるのか安値圏あるのかが一目でわかります。また10日/5日移動平均乖離率とSTCの項目は、ヘッダーをクリックしてソートすることができます。ソートすることで移動平均を抜けた銘柄を簡単に見つけられ、またこれらの情報は市場が閉じている時間帯でも表示されるので、スクリーニングに役立てることができ、スイングトレードや中期トレード用の銘柄抽出・分析ツールとしも利用可能です。
ATLASプレミアムでは、10日移動平均と5日日移動平均とMACDおよびストキャスティクスが上抜けまたは下抜けるすると上図@からCのようにリストに色付けされて表示されます。
10日/5日移動平均ではさらに宵越しで抜けた場合と当日に抜けた場合が区別されて色付けされます。宵越しで上抜けた場合とは前日の終値は移動平均線より下にあり、当日に移動平均線を上抜けた場合です。それに対し当日に上抜けた場合は、前日の移動平均線との位置関係に関係なく始値が移動平均線より下にあり、現在値が移動平均線より上にある場合です。
右チャート@のように、10日または5日移動平均線を上抜けた場合は10日または5日移動平均乖離率の値のバックカラーが買いシグナルを示すピンク色で表示されます。逆に下抜けた場合は売りシグナルを示す水色で表示されます(上図@)。 | |
同様に右チャートAのように、当日に上抜けた場合は薄い赤色、下抜けた場合は薄い青色で表示されます(上図A)。 |
MACDのシグナルは、通常はMACDラインとMACDシグナルがクロスした時点を売買タイミングととらえていますが、クロスのタイミングでは若干遅れる傾向があります。そこでATLASプレミアムでは、MACDシグナルのクロスタイミングでのシグナルに加えて、MACDラインが陽陰転したタイミングにシグナルを表示しています(現在クロスのシグナルは廃止中です)。
MACDラインが陽陰転するとポップアップシグナルへの表示と銘柄名のバックカラーが色付けされてシグナルが表示されます。MACDラインが下向きから上向きに変わる、つまり陽転すると銘柄名のバックカラーがピンク色で表示され、陰転すると水色で表示されます(上図B)。
MACD陽陰転では、MACDラインとシグナルラインの交差よりもより早いタイミングでシグナルが表示されます。 |
ストキャスティクス%Kが%Dを上抜けて買いシグナルを示すピンク色で表示されています。逆に%Kが%Dを下抜けると売りシグナルを示す水色で表示されます。
右図のように安値圏でリバウンドしたような銘柄がピンク色で表示されます。 |
これらのリストに色付けして表示されるシグナルは、当日に上抜けまたは下抜けした後その抜けている状態が続く限り常時表示されます。また、ザラ場が終了した後に起動しても表示されます。次のポップアップシグナルは抜けた瞬間にリアルタイムにポップアップウィンドウに表示されるという違いがあります。
テクニカル分析によるポップアップシグナルは、移動平均用とMACD用とストキャスティクス用があり、それぞれ上昇率(一定時間当たりの株価の上昇・下落率)と組み合わせた条件で指定します。上昇率と組み合わせるのは、移動平均付近で上下するような値動きでは頻繁にシグナルが発生するので、強い上昇を伴って上抜けするような動きのときにポップアップシグナルを出すためです。移動平均線抜けのポップアップシグナルでは、シグナルを出すとき株価が何%以上上昇しているか(何%以下下落したか)、また、移動平均線の何%上で上抜けしたか(何%下で下抜けしたか)というように条件を細かく設定できます。移動平均用シグナルは、さらに宵越しと当日を個別に設定でき、MACD用シグナルでは、MACD陽転・陰転とMACD上抜け・下抜けを個別に設定できます。
STCの売られすぎゾーン、買われすぎゾーンの値は、リストに表示されるものと同じ%Dを意味しており、その指定した範囲内で上抜けまたは下抜けの条件を満たすとポップアップシグナルが発生します。つまり、STCシグナルは売られすぎの状態からリバウンドした場合のような逆張り系の指標になります。それに対し、MAシグナルは平均線を越えて勢いが増していくのを判断する指標になります。
ATLASプレミアム2.0以降ではマーケットスピードとの連携機能が追加されました。連携機能には、自動ログインとチャート表示、市況情報表示の機能があります。自動ログイン機能は、ATLASを起動させるだけでマーケットスピードの起動とログインおよびRSSの起動を自動的に行います。
ATLAS本体のリストおよびポップアップシグナル、シグナル履歴に表示される銘柄のコードをクリックすると、個別チャートを表示します(下図)。リストの現在値をクリックすると市況情報を表示します。
また、マーケットスピード連携機能ではありませんが、銘柄名をクリックすると、「始値」「高値」「安値」「ボラリティ」の値を表示します。「ボラリティ」は高値から安値の値幅の過去7日間の平均を表します。
(註)銘柄名とコードは架空のものを使っています。実際のATLASの動作では正しい銘柄名とコードが表示されます。
49,800円(税込み)
上記は、1ライセンスの価格です。1ライセンスにつき1台のPCにのみインストールできます。
複数のPCでご利用になりたい場合は、割引価格で追加ライセンスをご提供致します。
ご希望の方は、ご購入後お問い合わせください。
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