トレーダーの皆さんは取引対象としている銘柄の値動きを見たい場合、どのような情報を見るでしょうか? 普通はまずチャートを確認すると思います。取引銘柄が限られている場合は、チャートだけ見ていてもいいかもしれませんが、より多くの銘柄を対象にしたい場 合、チャートを一覧表示するには限界があります。また、チャートのような図形情報はなんらかの条件を指定して検索するには不向きです。
値動きを数値化することができれば多くの銘柄を一覧表示でき条件にマッチする銘柄も抽出しやすくなりますが、一般的に数値で表される指標には、前日比があります。前日比は多くの銘柄の上昇率・下落率を一覧表示することができる基本的な指標です。しかし、前日比だけで値動きを把握するのは不可能です。
そこで、ATLASは前日終値からの上昇・下落率(以下、上昇率)ではなく、数秒、数分、数十分前から現在までの時間間隔の異なる3つの上昇率を同時に表示することで、また、ポップアップシグナルとその履歴を見ることで、多くの銘柄の細かな値動きを監視できるようにしました。
監視したい上昇率の時間間隔は、トレーダーの投資スタイル や対象銘柄の値動きによって変わってきます。ATLASでは3つの上昇率の時間設定を自由に行えますので、上昇率の時間間隔を短く設定すれば、スキャルピング、長く設定すれば、スイングトレードのサポートにもなります。また、3つの上昇率は、ヘッダーをクリックすることで瞬時にソート順を切り替えることができます。
下図では、上昇率を60分、5分、30秒に設定し、ソート順を5分率で表示しています。
値動き以外にも、トレード対象の銘柄の情報として板情報を見て買い気配が優勢か売り気配が優勢かを判断して注文を決めていると思います。板情報も値動き同様多くの銘柄の状況を監視し続けるのは不可能です。ATLASは、株式会社サイバーウィザードが独自の方法で板状況を数量化して表示することにより、買い気配が優勢か売り気配が優勢かが一目で分かることを可能にしました。ATLAS ではこの値を「板比率」と呼んでいます。「板比率」を見ていれば、たとえば現在値が上昇していくにつれて、買い優勢だったのが売り優勢に変わっていくよう な様子も一目でわかります。それも複数の銘柄を同時に監視できます。さらに、ATLASの最新バージョンでは「板比率」の類似的な指標として「総板比」が追加されています。「板比率」が気配値の見れる板情報のみを基にしているのに対して、「総板比」はOVER気配数量とUNDER気配量も含めた総合的な板状況を表しています。
ATLASはこれら3つの上昇率と板比率をユーザーが自由に組み合わせて条件設定してシグナルを定義し、ポップアップシグナルで表示することができます。それぞれの数値の設定だけでなくシグナル名や色も自由に設定できます。このように単なる値動きの条件だけでなく、板情報と組み合わせ定義することで、上昇し続けていてかつ買い板が厚いというような銘柄を見つけるシグナルを定義することができます。
ATLASでは加えて、リバウンド、反落、上昇、下落シグナルがデフォルトで登録されています。 リバウンドシグナルの条件は、たとえば、直近5分間で2%以上下落し、直近30秒間で0.5%以上上昇し、かつ板状況が買い板が2倍以上厚いというようなきめ細かい設定ができます。
さらに、ATLAS1.2以降ではポップアップシグナルに表示された情報を同時にメール送信できるようになりました。これにより、席を離れたときの株価の確認や外出中のトレードにも対応できます。メールのタイトルからシグナル名がわかりますので、送信されたメールの一覧からシグナル履歴を確認することもできますが、ツール本体にもシグナル履歴を表示する機能があります。
値動きに関する情報として、上昇や下落は遷移を示すものですが、もう1つ値動きの大きさを示すものがあります。旧トレードツールのTradeWatcherでご好評をいただいていた「値動き」という指標をATLASにも導入しています。「値動き」が示すものは、上昇・下落率の大きさも含まれますが、値幅が大きくなても絶えず上昇や下落している銘柄の「値動き」は大きい値となります。つまり、一定時間内の値幅の大きさと動きの頻度が含まれており、取引の活発さがわかります。出来高が少ない銘柄などでは、突発的に急騰してそのまま動かないことがあり、いわゆるだまし的な動きをすることがあります。そのような銘柄は値幅が一時的に大きくても「値動き」は小さい値となりますので、「値動き」を参考にすることによりそのような銘柄を取引対象から除外することができます。また、値動きが大きな銘柄を優先的に監視していれば、大きく動き出す前に取引への対応ができます。「値動き」は、株式会社サイバーウィザードが独自に開発した指標です。値動きと板比率、上昇率と合わせて判断することで、その時点での取引により最適な銘柄をピックアップすることができるようになりました。
ATLASを使用するにあたっては、面倒な設定はいっさい必要ありません。デフォルトで上記シグナルが登録されており、初心者の方でも監視したい銘柄を登録するだけですぐに使用できます。銘柄登録の作業も、SBI証券のHYPER
SBIや楽天証券のマーケットスピード等のツールからエクスポートされたCSVファイル、またはお客様が作成している銘柄一覧ファイル等を指定するだけです(事前に楽天証券のマーケットスピードとRSSを起動しておく必要があります)。
(註)銘柄名とコードは架空のものを使っています。実際のATLASの動作では正しい銘柄名とコードが表示されます。
34,900円(税込み)
上記は、1ライセンスの価格です。1ライセンスにつき1台のPCにのみインストールできます。
複数のPCでご利用になりたい場合は、割引価格で追加ライセンスをご提供致します。
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